デジタルサイネージの分野では、現在LEDビジョンが導入されています。LEDビジョンとは、名前通りLEDという発光ダイオードを使用した映像パネルです。発光ダイオードを使い分けることで、さまざまな波長の光を放出することが出来ます。これがわれわれの目に映像として映り、LEDビジョンが成立するのです。

現在は電子看板だけではなく、スマートフォンのバックライトや信号機などにも使用されています。LEDビジョンが高画質である理由は、ピクセルピッチというLED間の距離を調整出来るからです。距離を狭く、数多くピクセルを用意すればそれだけ解像度は上がります。ただし、価格もそれ相応に大きくなるので、場面によってどのくらいのピクセルピッチを用いるか考えることが大切です。

LEDビジョンは輝度が高いという点も特徴のひとつです。輝度とは、明るさを意味しています。光源を表している輝度は、数値が高いほど強い光を発生するものです。液晶パネルと比べて、LEDは輝度が高いことで知られています。

この度数が高いと、遠くからでも映像を目で確認することが出来るのです。昼間のような明るい場所において、液晶パネルはやや見えにくいという特性がありました。LEDは強い光を放射することが出来るので、どのような時間帯・場面においても情報を配信し、確実に顧客に届けることが出来ます。こうしたパネルを自社でも導入したいと考える企業が増えるのは、当然の動きです。

レンタル企業も存在するため、こうしたパネルはますます身近になっています。